衆議院選挙の小選挙区において、野党の各党が競合し、調整が難航していると毎日新聞が報じている。295の小選挙区のうち50で競合している。これは自民党に有利な情勢だ。

情報資料:次期衆院選 野党の調整難航

▼次期衆院選:野党の調整難航 競合295小選挙区中50
毎日新聞 2014年08月12日 22時32分(最終更新 08月12日 22時45分)

『 次期衆院選に向けた野党の選挙区調整が難航しそうだ。毎日新聞の調べでは、民主党、日本維新の会など7党の候補予定者が競合しているのは、295小選挙区で50選挙区に上った。自民党の「1強多弱」に対抗するために、候補が重複しないよう選挙協力をすべきだとの声は出ているものの、具体策はまったく浮かんでいないのが実情だ。

 民主、維新両党と次世代の党、みんなの党、結いの党、生活の党、社民党で、現職議員か元職や新人などの公認候補が決定している選挙区を調べた。衆院選の選挙協力に否定的な共産党、衆院議員のいない新党改革の2党は除いた

 候補の競合は都市部で目立ち、東京は8選挙区、大阪は4選挙区で重複していた。民主党の海江田万里代表は12日、BS日テレの番組収録で「選挙協力はやらなければいけない。他の党もそれぞれあるから、調整に入る前段階のさばきをやったほうがいい」と述べ、調整を急ぐ考えを示した。

 民主党は現職56人、元職・新人75人の計131人が候補に内定している。現職を含む54人が内定している日本維新の会とは、維新の本拠地がある大阪での調整が課題だ。大阪10区で重複する民主の辻元清美氏、維新の松浪健太氏はいずれも現職。11区は民主前職の平野博文元官房長官と維新現職の伊東信久氏が重なっており、一本化はたやすくない。

 維新幹部は「民主などとの野党連携で一番問題になるのが大阪だ」と指摘する。民主党が8日に開いた会合では、大阪府連から「維新とは組めない。戦わないといけない」と、選挙協力に難色を示す意見が出された。

 ただ、民主党は、維新の松野頼久国会議員団代表(熊本1区)▽みんなの浅尾慶一郎代表(神奈川4区)▽結いの江田憲司代表(神奈川8区)▽生活の小沢一郎代表(岩手4区)らの選挙区では候補を決めていない。党幹部は「野党再編に備えた埋め方をしている」と解説する。

 野党の候補者が1人もいない「空白区」も多く、295選挙区のうち約3分の1に及んでいる。【葛西大博】
 ◇次期衆院選で野党候補が重複している選挙区(共産、改革除く)

  •  北海道1区、2区、3区
  •  青森 3区
  •  岩手 1区
  •  宮城 1区
  •  山形 2区
  •  栃木 2区
  •  群馬 1区
  •  埼玉 4区、8区、10区
  •  千葉 1区、9区、13区
  •  神奈川3区、9区
  •  山梨 新1区
  •  東京 1区、2区、5区、6区、7区、10区、19区、23区
  •  長野 1区、2区、3区』
  • ポイント:
    衆院選の295の小選挙区のうち50で野党の当同士で競合している
  • ポイント:
    都市部(東京と大阪)で目立つと報道
  • ポイント:
    特に地域政党の大阪では維新がひかない可能性

情勢分析

  • 突然、衆院解散をした場合、野党は調整に難航する可能性
  • 野党第一党の民主党が調整する立場だが、民主党は党内がまとまっておらず、動けていない。
  • 自民党にとっては有利な情勢。
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