琉球新報が歴代沖縄県知事と官邸の関係についてのコラム記事を発表している。仲井真県知事が、県民に発表する前に安部総理に立候補を表明したことについても言及している。

情報資料

▼ <金口木舌>政府との距離の取り方

琉球新報 2014年8月14日 

『「外遊か盆踊りか」と揶揄(やゆ)される国会議員の夏。安倍晋三首相も夏休みに入り、国会周辺は静かだ。しかし6日の首相官邸はざわついた
▼仲井真弘多知事が安倍首相に11月の知事選に立候補することを伝えたからだ。翌日には沖縄で正式に記者会見したが、県民に向けた発表の1日前に首相には報告したことになる
▼選挙前、沖縄の政治家と政府の距離の取り方は神経戦の様相を帯びる。1998年に当時の大田昌秀知事が3選を目指した際、額賀福志郎防衛庁長官は来県しながら知事と面談せず、異例の“素通り”をした。「国と県のパイプは切れている」との印象操作の側面があった
▼4年前に前原誠司沖縄担当相が来県した際には、仲井真知事は面談を非公開にした。民主党政権が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に回帰した後で、政権と連動するとの見方を嫌ったためとみられた
▼2期8年で政府との間合いを熟知する仲井真知事のこと。1日早く報告をして、安倍政権の支援が得られているとアピールしたかったのかもしれない
▼そもそも必要以上に政府との距離感が斟酌(しんしゃく)されるのは、根っこに沖縄の過重な基地負担があるからだ。今知事選は対政府「協調派」と、沖縄の要求を主張する「対峙(たいじ)派」の対決と言われるが、根っこを見ずに枝葉の議論で終わらせたくはない。』

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情勢メモ

  • 推測によって書かれた記事だが、考えさせられることは多い。
  • 仲井真知事から見れば、党本部の推薦を得られたていない状況だったため、党本部とうまくやれていることをアピールする必要があっただろう。裏返せば党本部はすぐに推薦できるほど状況が整っていないと感じていただろう。公明党の支持がどうなるかがわからない状況だからだ。
  • 公明党の動きに焦点を当て、公明党をけん制する狙いもあっただろう。
  • どちらにせよ仲井真側にとっては良い状況ではないために、少しでも状況を打開しようという中で、県民より1日早い総理への立候補報告となった。
  • 県民からは批判を受ける可能性もあるが、官邸の信頼と自民党県連の信頼を得るための動きだ。
  • 現時点での沖縄県知事選挙に向けた仲井真知事の慎重な動きは、失点が少ないようにみえる。
  • 辺野古移設容認という大きな失点を取り戻せるのか。
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