福島県知事選挙の情勢。佐藤雄平現福島県知事について立候補しない意向だと報じられている。加えて、支持団体が後継者の調整に入っていることも報じられている。自民県連が擁立した鉢村健氏にとっては追い風。後継者の知名度がどの程度なのか。自民鉢村氏への民主を始めとする4者協議のあいのりの可能性も含めて検討する。
情報資料:佐藤雄平 立候補しない意向
▼佐藤・福島知事、立候補を見送りへ 周辺に伝達
朝日新聞デジタル 8月26日(火)15時3分配信
『 10月の福島県知事選で、現在2期目の佐藤雄平知事(66)が立候補しない意向を周囲に伝えていることがわかった。過去2回の選挙で支援した支持組織の一部は後継候補の調整に入っている。佐藤氏は後継候補の擁立状況を見極めて最終判断する。
知事選への対応について、佐藤氏は「目の前の課題を一つ一つ前に進めることが私の役割だ」と述べ、3選を目指すかどうか明らかにしていなかった。ただ、周辺には心労を理由に立候補しない意向をたびたび漏らしていたという。
県は8月下旬、東京電力福島第一原発事故で出た汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設計画をめぐり、候補地の大熊、双葉両町への財政負担案を決定。佐藤氏は最大の課題が解決するめどが立ったことを踏まえ、改めて関係者に立候補しない意向を伝えた。』
- ポイント:
立候補しない意向という報道 - ポイント:
加えて、支持組織の一部が後継候補の調整に入っている、という報道。
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情報資料:佐藤雄平 立候補しない意向
- 佐藤雄平現知事が立候補しない意向であることに加えて、支持組織がすでに後継者の調整に入っているという報道。支持組織の動きまで報じていることから、確度の高い情報資料だと判断する。
- ここまで、佐藤雄平氏にとって情勢はけっして悪いものではなかったが、そのバトンを調整者にどのように渡せるかが課題となる。
- 有力な対抗馬としての鉢村氏にとっては追い風。官邸にとっても追い風といえる。当然、熊坂氏、五十嵐にとっても追い風。
- 今後のシナリオは大きく分けて2つかある。
- (1)佐藤氏の後継者が決まり4者協議が支援し、鉢村氏との戦いとなる。
- (2)佐藤氏の後継者が決まらず、鉢村氏へのあいのりとなる。
- 2つのシナリオにおける情勢は以下のとおり。
- (1)の場合のおおまかな見立て。
自民県連にとって追い風となるため、情勢が大きく変わることを見極めて、自民党本部も鉢村氏への推薦を決める可能性が強いのではないか。後継者の知名度によっては、4者協議は苦戦を強いられるのではないか。 - (2)の場合のおおまかな見立て。
鉢村氏圧倒的有利という選挙情勢が決定的となる。 - 民主党内の一部で、鉢村氏へのあいのりを模索する動きも伝えられてきた中で、その声がどの程度大きくなるのかを注視する。
- 鉢村氏を擁立したのは自民県連。私のもとには自民党幹事長石破茂には事前情報はなかったという情報がある。また、官邸が鉢村氏をねじ込んだ可能性を否定できる材料はない。
- 鉢村氏へのあいのりを、民主党関連組織(4者協議)に迫る動きがどこまで高まるのかにも注視しておく。
- 引き続き、共産党の慎重な動きにも注視しておく。
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