福島県知事選挙の情勢。現職の佐藤雄平氏は、中間貯蔵施設についての国との協議の結果が出るまでは、進退を表明しないと報じられている。

佐藤雄平氏は、中間貯蔵施設について争点の1つ、あるいは、実績の1つにしたいと見ることができる。

選挙情勢メモでは、今後の共産党の動きや、県民健康管理調査の結果について注視している。

情報資料

▼ 福島知事「今は中間貯蔵施設に全力」 知事選巡り民主県連に
日本経済新聞 2014/8/20 22:40

『 10月26日投開票の福島県知事選を巡り、現職の佐藤雄平知事は20日までに「今は中間貯蔵施設に全力を挙げたい」との意向を民主党福島県連に伝えた。懸案である同施設の建設受け入れの判断後に、知事選に向けた進退を表明するとみられる。県連の亀岡義尚幹事長が同日、明らかにした。

 亀岡氏によると、佐藤知事は18日夜に同氏らと会談し、「中間貯蔵施設の(国との)協議が大事な段階にある。今は(同施設に)集中し、全力を挙げたい」と語った。

 亀岡氏が県議会民主会派(14人)の全員が出馬を望んでいることを伝えたのに対し、佐藤知事は「大変ありがたい」と述べるにとどめたという。

 亀岡氏はこの日の記者会見で、自民党県連が擁立方針を決めた元日銀神戸支店長の鉢村健氏(55)への相乗りについて「事実上、自民の独自候補として出馬表明しており極めて難しい」と話した。』

  • ポイント:
    福島県議会の民主会派14人が、佐藤雄平知事の出馬を望んでいる。
  • ポイント:
    佐藤知事は、中間貯蔵施設の国との交渉を再優先。交渉後に出馬表明かと報道
  • ポイント:
    民主県連の亀岡幹事長は、鉢村氏の相乗りを「独自候補として出馬表明」を理由に極めて難しいと発言

選挙情勢

  • 現職の佐藤雄平知事は、福島県知事選挙において、中間貯蔵施設について争点の1つ、あるいは実績の1つにしたがっていると見ることができる。
  • 現段階で、福島県知事選において、あいのりや統一候補を望む声がウェブ上でもちらほら見られるが、一般論としてなかなかそれは難しい。
  • 沖縄県において、統一候補は、立候補表明以前に、水面下で協議を重ね続けた結果、行われる。立候補表明後に、立候補予定者に降りてもらうという動きは極めて難しい。東京都の都知事選でも同様だった。有権者はそろそろ学ばなければいけないのではないか。
  • 統一候補は、「統一候補を出す協議体」によって擁立することができる。事前に利害関係を話し合った上で、妥協が重ねられなければ、党派をまたがる統一候補を擁立することは難しい。沖縄県知事選挙では翁長雄志氏の擁立に向けて、事前から水面下で調整が続けられてきた。
  • 今回、福島県の民主県連幹事長の「事実上、自民の独自候補として出馬表明しており」という発言はそれを表している。
  • そういう視点では、三保恵一氏が「他にふさわしい人がいる」という理由で出馬要請を断ったことは、英断だったのではないか。熊坂義裕氏と考え方が近いからだ。考え方が近い2人が出馬するより、一人に絞ったほうが、県民の願いが届きやすいからだ。水面下での競技があったのかどうかは私は知らないが、単独の決断だったとしても、三保恵一氏の考え方は理解できる。
  • そんな中で、共産党福島県委員会の動向は気になる。先日、福島民報が、鉢村氏との提携の可能性もあるというニュアンスを報じた。私の独自取材によると、これは福島民報側が、共産党県委員会の揚げ足をとった可能性が大きい。
  • 24日の県民健康管理調査の結果、福島県知事選の情勢は変る可能性がある。注視したい。
  • 24日の選挙JOCKEY!!(21時からこちらで生放送)ではそのあたりを注視し、取材を重ねてお届けします。
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