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『【ナマの声】 二本松市長選700票差で自民推薦候補を地元はどう見ているのか?』
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第23号 ■2013年11月15日■(3139に配信 11月の購読者数 目標4000人)
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昨日の投開票の結果の中で、このプロジェクトで注目していた二本松市長選挙について、ピックアップしようと思います。

現職が敗れ、自民党推薦の新人が勝利しました。わずか700票差でした。


・新野 洋 無所属・新  当選
      15632票
・三保恵一 無所属・現
      14930票
(※NHK報道より引用)


現職の三保さんは放射の汚染情報などを出すことを掲げていました。勝利した新人の三保さんは「復興」「地元物産のPR」を掲げていました。その結果、僅かの差ではありますが、「地元PR」が勝利したわけです。

ナマの声を参考にしてみましょう。
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「復興」できていないのは政治の責任だと考える人が一定数いたと捉えることができるのでしょうか。人々の不満は必ず現職に向けられるわけです。

以前も伝えたように現職の三保氏は正しい情報を出すことに力を尽くし、今回もそれを掲げて戦っていました。後で紹介しますが、ツイッターでは、現職が原発事故後、情報を出すのに頑張ったという情報が伝えられています。

それは、応援していた人達の名前を見ればよく分かります。


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『選挙戦初日、自民の現職大臣2人が対立候補の応援に来た(森雅子、根本匠)。逆に、三保さんの応援に立ったのは浪江町の馬場町長。』(ツイッターより)
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浪江町の馬場町長は、SPEEDI情報の隠蔽について国を強く批判し続けている人ですね。一方、新人は自民党がガッツリ応援していました。

福島県では、「復興」への願いが「現職のドミノ敗北」につながっているといえるのではないか。それをうまく使って自民が力を伸ばしているといえるかもしれません。(福島市長選の共産以外の2候補とも自民だという情報も来ていますしね)

これから、


1)二本松市長選挙にかんするナマの声
2)ツイッター上の反応

などを紹介していきます。


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二本松市長選、僅差だったのか…。

全国の政情がインプットされるから、座間宮さんの活動、もしやすごくいいのかも。
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こういう具合に、このプロジェクトの意味を理解する人が増えています。国政選挙は地方選につながり、地方選もまた国政選挙につながっていくのです。

では、ナマの声を2つ紹介します。


▼1つ目の生の声

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二本松市長選挙の結果を受けて…
新人が現職を破ったこと、読みが珍しく外れました。
想定はしていたものの、驚きは隠せません。
少なくとも、100人以上の農業者の話を聴いていたのですが、現職がかろうじて保守するだろうと思っていました。
負けても鼻差の予測はボクの中で弱気な補足的発言でした。
問題は議院てはなく、県民であると言いたくなる結果でもあります。
座間さん、福島で出馬しませんか!?ってオファーはないの?
市議からでも……
変えるって、そういうことだと思います。
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※おそらく「議院」は「議員」だと思われます。


▼2つ目のナマの声

2つ目のナマの声は、チャットでの会話を編集したものです。会話内容は一切変えていません。

相手は、二本松在住の方ではないですが、福島県の住民です。

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私:
新人ですか。投票率もグッと下がってますね。

相手:
下がっていますね。 市井の人々は、もういい加減に疲れているのだと思います。
これで福島県内の動向も分からなくなってきた、と言えるかもしれません。
復興優先(風評被害払拭)に風向きが変わり始めたかもしれませんね。

私:
自民党のキーワード「復興」が浸透してきている感じがしますね。外側からみてると。

相手:
まったく同意いたします。
地元では、声を上げたくても毎日の生活に疲れ果てて、復興に流されているように実感します。
仮設住宅の方々も言いたいことは沢山あると思いますが、宙に浮かされて右も左も分からなくされている状態の中で、自分のことで精いっぱいだと思います。

私:
ありがとうございます。ご心痛お察しします。

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選挙は争点を絞っておこなわれます。議員によって打ち出す争点は違うわけですね。そこで「復興(風評被害払拭)と「情報公開」はぶつかり合ってしまうわけで。

暮らしが思うように行かない人が多い中、「復興」に思いを寄せる人は多いわけです。そういう事情を理解しないと福島県で自民党が力を伸ばし続けている理由は読み解けないでしょう。

それではツイッターで見つけた情報をざっと並べていきます。


▼ツイッターの声

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昨日行われた福島県二本松市の市長選は、新人の新野氏が当選、広野町町長選でも現職が敗れ、県内首長選挙は現職が相次いで敗れてきた。復興の遅れが背景に有るというが「世の中を変えてほしい」そんな気持ちが滲んでいるように見える。

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【二本松市長選1】現職の三保恵一さんが僅差で負けちゃった。ガックシ。三保さんは、国や県に気兼ねせず、独自路線を行っていたんだよなー、だから、他の自治体で現職が負けた構図とは違うのです。いち早く市独自の汚染マップを作ったり、市内業者のみで除染をしたり。

【二 本松市長選2】ETV特集『ネットワークで作る放射能汚染地図』の取材班は事故当時、官報複合体の情報統制圧力に負けずに、懲戒免職覚悟で独自取材をし、 視聴者の後押しもあってシリーズ化しましたhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%83%E3 %83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E6%B1%9A%E6%9F%93%E5%9C%B0%E5%9B%B3 … 僕も避難先でたまたま見てすごく励まされたのです

【二本松市長選3】今日敗れた三保恵一元市長は、その番組(の研究者)と協力し て、二本松市の汚染の実態をキチンと世に出したんです。周辺の首長が事実に反して『安全です!』って言ったり、『国や県に決めてもらわないと・・・』って オカミの機嫌ばかりうかがってたのとは真逆の積極的な対応。

【二本松市長選4】そういう積極的な行動をすると、政・官は嫌がる。だから選 挙戦初日、自民の現職大臣2人が対立候補の応援に来た(森雅子、根本匠)。逆に、三保さんの応援に立ったのは浪江町の馬場町長。おおげさにいうと、強引に 帰還を進めたい国と、安全を優先したい地方の代理戦争みたいな感じ

【二本松市長選5】二本松市に役場機能を移してる浪江町もちょっとやり にくくなるなあ…新市長は、自民の全面的なバックアップで勝ったから、有形無形の圧力がかかってくると思う。二本松市に研究拠点を置いて、市と協力して調 査してるリベラルな学者達も、戦々恐々としてるはず。たぶん役職を外される

【二本松市長選6】そのへんの動きは、おって、このツイッター でお知らせします。でも、難しいですね。放射線量をオープンにすることで、地元の自営業者たちは反発してただろうしなあ。ただ、二本松市はいまだに 1μSV/hを超えるところがあります。東北道を運転するとわかります。杉田というところ

【二本松市長選7】新福島市長も環境省のエリー ト官僚だし、小国地区という高汚染地域のある伊達市もすごく『安全派』だし、先が思いやられるなあ。僕は個人の意思を尊重すべきだと思っていて、帰還希望 の人は早く帰れるようにすべきだけど、一律に『安全です!』といわれるのはヘドが出るのです

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ほおー、二本松市 長選も現職が敗れたのか。二本松市長は放射能対策に、かなりがんばっている方だと思ったけどな。それでも駄目なのか。うーむ、、あでも福島市長選がダブル スコアの差をつけての新人当選だったのに対して、二本松市長選はかなりの接戦でわずか及ばずって所に評価の差が出てるのかも

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特に「福島県」の地方選への人々の思いは複雑です。それは福島原発事故という同しようもないファクターが乗っかってきているからです。

同じことが米軍基地問題を抱える沖縄県にも言えるでしょう。年明け1月19日は「名護市長選挙」の投開票です。

私は、沖縄に乗り込んで、地元の声を伝えようと企画しています。

沖縄の名護市長選を通して、米軍基地問題とはなにか、政治とはなにか、選挙とはなにかをより理解して、読者の方々全員で力をつけていきたいからです。

もちろん僕もそのひとりです!

どうぞ皆さんこのメルマガを友人、家族、友達に伝えて下さい!


ひっくり返してやりましょうぞ!!!
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